ラ・ラ・ランドを観て
先日、『ラ・ラ・ランド』を観た。
私がたまたま観たテレビCMだと陽気に歌って踊る姿が映しだされていたため、そういう所謂"陽気"な映画だと思ったら違っていた。
※以下、盛大にネタバレも含むのでご注意下さい。
一部『ゴーン・ガール』を引き合いに出してます。
去年DVDで観た『ゴーン・ガール』に関しては見終わった後、これはネタバレなしで良かったと思った。
内容はなかなか好みが分かれるけど…
『ラ・ラ・ランド』に関しては、これはネタバレあっても良かったかもと思った。
『ゴーン・ガール』を度々引き合いに出すけど、ちょっとどうかと思う節もあったが私はある意味ではハッピーエンドなのかも…と感じたので、そこがこの2つの作品の違いのように考える。
物語のタイプも違うけど、最後の落とし方が肝であると
『ラ・ラ・ランド』はハッピーエンドじゃなかった。
◎まるで接点のなかった男女がそれぞれに夢を持って生活していたところ顔見知りになり、惹かれて付き合う中でお互いの夢を応援していたはずなのにすれ違い結果、夢をお互いに叶えるものの別れる。
簡潔にまとめると大筋はそんな話。
では、ハッピーエンドじゃない部分とは"別れたこと"か?
と問われたら、
"別れるまで"と言いたい!
別れに関しては、ふたり共が夢を叶えるためにはきっと別れる道しかなかったとエンドロールで納得をつけた。
ラストの重要な回想シーンからはじまるIfの世界を観る限り、Ifの世界ではどちらかの願いが叶っていない
(因みにこの夢が叶っていないほうが回想していると受け取り、やるせなかった…。)
普通にくっついて夢を叶えて終わればハッピーエンドだった
ふたりが別れてもお互いに夢を叶えて、赦し合えての別れならハッピーエンドだった
アンハッピーな気持ちにされたのは、Ifの世界を見せられたからだった
ふたりが出会わなければそもそもお互いが夢を叶えられていなかったかもしれない、
要所要所にお互いにお互いの夢を応援する、背中を押すシーンがあり、これがなければふたりは叶えずだったろう…と思わずにはいられないので、だったらふたりにとってはこれで良かったんだ!
ハッピーエンド!!
でもやるせね〜〜〜〜〜!!
ということで私はネタバレを知ってる上で観たかった。
ただ、ネタバレを知ってたら映画館で観なかったかもしれない。
(音楽は良かったけども)
でもこういう話はすっぱり嫌いにもなれない…
そうして悶々と思うことがあってこれは私の中ではハッピーエンドじゃないなって思った次第
そう、ハッピーエンド主義でもなかったけど悔しかったんだ!
途中にお互いの理解者は彼女(彼)だけ!!って思う場面が何度もあったのに、別れて
Ifの世界を急にぶっこまれるもんだから
「え、あ?なに?これが現実でふたりが別れたことがIfなんじゃ…
アッ…
違うーーーーー!!!!」
って大混乱だった
そして陽気な映画ではなかった
〜完〜
ここまで私のただ悔しくてうだうだな感想を読んだ方がいたらありがとうございました!